2019年06月25日

禅宗である曹洞宗の葬儀はにぎやか

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

仏式といえども宗派によって葬儀のマナーや流れは大きく異なっているため、事前に確認を取って参列することでマナー違反にならずに済みます。禅宗であるがゆえの特徴を多数持つ曹洞宗の葬儀の流れとしては、剃髪といって仏の弟子になるために身を清らかにする儀式を最初に行いますが、昨今では実際に剃らないことが多いです。

この世での積を反省するざんげや、導師が清らかな水を故人に降り注いで心身を清める酒水、個人に戒を授けて仏弟子とする授戒、血脈授与と呼ばれる儀式を行って入棺諷経に入ります。導師が読経を行い、その間に焼香を済ませて、龕前念誦・挙龕念誦と呼ばれる、曹洞宗独自の儀式で、読経を行いながら太鼓やハツと呼ばれる楽器を鳴らし、使者を送り出す儀式です。

その後、引導法語と呼ばれる仏の世界に故人を導く言葉を導師が漢詩あるいは現代文で唱えます。焼香を行うのはこのときとする場合も少なくありません。山頭念誦と呼ばれる読経を行い、出棺となります。元々は葬列を組んで個人を斎場に送る際に鳴らし物をしていたのが、現代では龕前念誦・挙龕念誦と呼ばれる儀式として残りました。

出棺に至るまで、非常ににぎやかな形で送られるのが特徴といえるでしょう。


GoGo!相続税についてのガイダンス
Copyright(C)www.sozokuzei-guidance.net All Rights Reserved.