2021年06月01日

宗教のスタイルによって異なる儀式を行います

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日本で最も多いのが仏式です。仏教は故人の成仏を祈り極楽浄土へ見送りを目的としています。そのため、夜を通して故人を見守る通夜を告別式の前に行います。告別式は社会儀礼として故人に別れを告げてこの世からあの世に引き渡す大切な儀式となります。

別々の日に執り行われていましたが、最近では1日でまとめる方も増えています。通夜を行わない1日葬も登場しています。お寺によっては形式があらかじめ決まっていることが多いので事前に相談しましょう。神道にのっとったスタイルは神式といいます。

故人はご先祖様の霊魂と一緒に家族の守り神になる考えを持っています。こちらは霊を家にとどめるために儀式を行います。見守ってくれるという考え方なので、成仏や供養などの言葉は使いません。葬儀は神社ではなく、自宅か斎場で行います。

キリスト教では故人は天に召されて天国で安息するという考えを持ちます。亡くなることは不幸ではないので神式と同じくお悔やみの言葉は使いません。通夜の概念はありませんが、日本では通夜にあたる儀式を行う場合もあります。

宗派に関係なく参列者だけで故人を見送る無宗教のスタイルもあります。これは都心部を中心に増えているスタイルになります。寺を持たず、これといった信仰心がない人が増えているのが増加の理由です。生前に好んでいた歌を流したり演奏をしたりとスタイルは自由です。自由度が高いのがメリットですが、儀式の構成は事前にしっかりと考えないといけません。


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